速聴法

誰でも実践できる速聴訓練

学生時代に比べて、社会人にはより積極的かつビジネス的に有用なスキルアップが求められる時代になってきました。「自己啓発」という言葉が当たり前になった現代社会においては、各種の資格取得や能力開発などに大きな関心が寄せられています。

 

しかし、自己啓発のために資格を取得するというのは魅力的ですが、すでに食についている場合は、業務時間外に労力を費やさねばならず現実的に厳しいこともあります。そんな中で、速読や速聴といった、「時間単位の作業効率」をアップさせるためのスキルが注目を浴びています。

 

速聴は時間短縮のためのツール

 

「もっと時間があったら勉強ができるのに」と悔しい思いをしている人が世の中にはたくさんいますが、時間というものは個人の力ではどうすることも出来ません。しかし、同じ時間で今よりもはるかに多くの作業をこなせるようになっただどうでしょうか?

 

資格試験に必要な暗記事項を、通常のスピードの2倍〜3倍で聞き取り、内容もしっかりと理解できる「速聴」というスキルを身につけることができたら、勉強がどれほど楽になるか想像する事は簡単でしょう。

 

速聴は1950年代にアメリカで研究がスタートし、高速の音声を聞き取ることによって、脳の働き(脳力)を促進することが認められてきました。つまり、通常の音声で聞いているものを、2倍3倍のスピードで聞き取ることが可能になるならば、そのぶん脳は鍛えられ、短時間で大量の情報を処理できる用になるという事です。これは当然、資格取得試験の暗記事項を頭に叩き込むことにも大いに役立ちます。

 

もともと「速聴」という言葉は、アメリカの「SSI Corporation」の登録商標なのですが、実際にSSIが推奨している速聴プログラムを受講すると費用として多額の資金が必要になってしまうので、速聴に興味がある人はまずは軽い訓練からスタートすると良いでしょう。今回は誰でも気軽に試せる速聴法をひとつ紹介したいと思います。

 

簡単に出来る速聴訓練

 

例えば、あなたが英語のTOEIC試験のリスニングパートが苦手で、英会話のスピードが早いと感じているとします。日本語に比べて英語の発音はとても早く聞こえるので、多くの日本人が英語のリスニングを苦手としています。しかしこの時、もし仮に通常のスピードの2倍で会話を聞き取ることができるならば、おそらくこの問題は解決されるでしょう。

 

英語における日常レベルの会話を理解するだけであれば、高額な費用などを払わずとも、ちょっとした工夫でトレーニングをすることが可能です。まずはパソコンで使えるフリーソフトやシェアウェアソフトなどを使い、通常の音声よりも1.2倍程度早くした音声を作成します。

 

そしてこの音声をiPodなどのMP3プレイヤーに入れて持ち歩き、通勤時間などに常に聞き続ける事によって、自然と早い会話スピードでも内容が理解出来るようになるのです。

 

この速聴トレーニングは、もちろん英語ではなく日本語でも行なえます。最初からスピードを上げすぎると何を言っているのかわからないので、まずは1.1〜1.2倍程度のスピードで、徐々に耳を慣らしていくのが良いでしょう。

 

速聴というのは、単に「早い速度で会話を聞き取ることが出来る」というだけではなく、もっと根本的な部分で脳力を鍛え、様々な面で自己の能力を伸ばすためのスキルの一つです。

 

速聴を会得したあとに、通常速度の会話を聞き取る事は非常に容易なことであり、余裕が出来る分、情報処理が円滑になり仕事効率が向上します。あなたも今よりも一方上のビジネスマンを目指すのであれば、ぜひ速聴を身につけ自己啓発に励んでください。